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就職について考える

「最近の就職活動は間違っている」

貴重な時間を使って何ヶ月間も就職活動をし、苦労して就職しておきながら、就職後3年以内に多くの人達が離職していくという現実があります。この現象を世間では7-5-3と表現しています。これは中学卒業で就職した人の70%、高校卒業で就職した人の50%、大学卒業で就職した人の30%が就職後3年以内に離職するという現象を表しています。

2010年厚生労働省の発表でも、大学卒業者の離職率は既に30%前後に達しているとのことです。これは、学生と企業の間に、就職についての認識や期待に対する誤解があるからではないかと考えています。多くの学生がこのような短期間で離職するということは「学生達の就職活動は間違っている」と言えます。学生達は就職活動を始める前に、まず「就職とはどういうことか」を真剣に考え、自分なりの就職観を持つことが大切なのではないでしょうか?

就職活動を始める前に考えよう

-就職とはどういうことか?仕事とはどういうものか?-

生まれて以来これまですくすく育ち、教育を受けることが出来たのは、それを可能にする確かな社会を築き、提供してくれた人が居たからです。学生まではその社会からの恩恵を一方的に受けていてもよい世代、Take Onlyの世代と言えます。しかし、いつまでも一方的にその恩恵に甘えるのではなく、ある年齢に達したら、後に続く後輩のために、自分もその社会の維持発展に参画しながらその一方で自らの人生を充実させて生きるという、すなわち、社会との間でGive&Takeするという認識が必要です。就職とは「仕事を通じて、社会との間でGiveする」ということです。

私たちは就職は結婚と同じようなものと考えています。結婚が適齢期になったという理由で、あるいは有名人やお金持ちなら誰とでも結婚して良いというものではないのと同様に、就職も学校を卒業する時が来たからという理由で、あるいは有名企業・大企業や給与さえ高ければどこでも良いというものではありません。さらに結婚は、それぞれに生まれも育ちも違う二人が、毎日一緒に生活するのですから、意見の違いが生じて当たり前です。だから結婚には覚悟が必要です。それと同様に就職も、独自の価値観や社風を持つ企業の中で毎日働く訳ですから覚悟が必要です。

ところが、毎年2月に発行される日本経済新聞の学生の就職意識調査によると、就職活動する大学生の約80%が「面白い仕事があるかどうか」で就職先を決めていると言われています。就職は部活動への入部とは違い、社会の一員として仕事をするために行うものです。仕事は自分の都合に合わせて自己満足の為に行うのではなく、顧客満足の為に行うものです。だから、仕事は辛いものと考えた方が良いでしょう。そこに面白い仕事があるのではなく、辛いかもしれない仕事を面白くするのは自分の責任です。就職の目的は人によって違っても構わないと思いますが、上記の認識に基づく自分なりの就職観を持つことが大切だと考えています。

就職活動にあたって

-自分の就職観を持って就職活動をしよう-

前述の通り、就職とは「仕事を通じて、社会との間でGiveする」、即ち「その会社の事業を通じて社会に貢献する」ということです。そのためには、就職活動を始める前に、少なくとも次の事柄を自分なりに考え、自分の就職観、判断基準を持つ事が大切だと思います。

 a)就職とはどういうことか?その意味と意義。
 b)仕事とはどんなものか?仕事と趣味の違い。
 c)新時代に大切な就職条件とは何か?
 d)自分にとっての就職の条件は何か?就職に何を期待するのか?
 e)自分には何ができるのか?
 f)自分は何をしたいのか?

就職活動では、ただやみくもに会社訪問をし、採用のプロが語る聞こえの良い話ばかりを聞いて一目ぼれし、あるいは洪水のように溢れる情報に振り回され、さらには自分に都合の良い勝手な思い込みで就職先を決めてしまうような事があってはなりません。そのためには、会社を見る目を養うことが大切です。

上記(a)~(f)に挙げた予備知識を身に付け、「私は何をもって社会に貢献するのか?」という認識のもと、「この会社でそれが実現できるか?」を考え、その上で対象となる会社を調査・研究し、必要な情報が得られるような訪問活動をする事が大切です。その時のポイントは、結婚における人柄と同様に「会社柄」を理解することです。そのためには、採用担当者の情報だけでなく、経営にあたる人達の考えを知ることが非常に大切です。就職活動において最も重要なことは、対象となる会社の「会社柄」を理解し、自分とその会社の価値観が一致しているかどうかを確認することです。

就職セミナー案内

当社の採用活動では、「就職セミナー兼会社説明会」と題したセミナーを開催し、学生達が自分の就職観を育てるためのヒントとなるように、「就職とはどういうことか?」というテーマに重点を置き、合わせて、当社の経営理念を中心とした企業文化の説明をしています。

この就職セミナーでは、皆さんのような子供を持つ親の立場、就職における先輩としての立場、また長く採用に係わっている者の立場から、皆さんが自分の就職観、判断基準を考える上でのヒント、キッカケを提供します。