ホーム > 基本姿勢と経営理念 > コラム「異見と意見」コラム一覧 >『働き方改革』は企業と労働者が率先して取り組むべき課題

コラム「異見と意見」

激動の時代でも通用する経営を目指すNCK

 今春入社の新入社員が試用期間を終え、7月1日付で正社員となった。新入社員の入社は会社発展の新たな力であり、その成長が期待される。社員の成長なくして企業の成長はないが、その成長の方向を間違えてはならない。目指す方向と反対になれば、綱引きの様に成果を打ち消すことになり、本人の努力が評価されないばかりか害にさえなってしまう。新たな力を迎えた今、社員全員が今一度、NCKがどのような会社を目指しているのか、また会社が期待する社員像はどのようなものかを振り返り、正しく理解、認識し、期待する社員像を目指して自己成長に取り組んで欲しいと思う。コラム「期待する社員像、目指すべき社員像」をもう一度読んで理解を深めて欲しい。

 

【集団としてのNCKを正確に知ることの大切さ】

 

 この機会に、NCKが目指す社員育成の基本的な考え方を復習してみたい。どの様な集団であろうと、集団にはその集団を組織する上での目的があり、集団には共有すべき価値観と共通の目標が必要だ。集団はその目的を認識し、価値観に賛同し、目標達成に向かって取り組む意欲のある人の集まりである。そこで初めて直面する課題への判断基準と社員が目指すべき努力の方向が定まる。そうすれば社員一人一人の努力の結果が加わり合い、力のベクトル合わせが出来る。NCKは、野球チームにバスケットを希望する人が入ってくるような誤解した人の入社を避けるため、その採用活動に当たって会社としての基本姿勢、目指す経営、経営理念や行動指針など、NCKという会社のすべて、つまりNCKが大切にする価値観や、会社が目指す活動の目的や目標を詳しく説明することを常としている。

[当社の常識は一般企業の非常識]。これはNCKという会社の特徴を最も端的に表現する言葉である。従って一般企業の常識でNCKの活動や現状を判断、評価すると、違和感を抱き不平不満が生じてもおかしくない。一般常識を否定して活動しているNCKでは、一般常識と違うのが当たり前。一般常識と同じになってしまったらNCKの存在価値はない。NCK社員はこのことを忘れてはならない。

 

【NCKの4段階社員育てステップ】

 

 NCKは売上高や利益、会社規模などの拡大より自立・自律した社員育てを優先し、職業人としての社員育てを次の4ステップで考えている。

・ステップ① 良き社会人、良きNCK社員。
・ステップ② プロと言えるIT技術者、専門職業人。
・ステップ③ その技術、専門職を生かした、経営理念第1に基づく
“社会に役立つ仕事”の開発、提案者。
・ステップ④ 自分の仕事は自分で確保する全員営業。

 ステップ①の為に、会社説明会に優先して就職セミナーを開催し、社会を一方的に利用するのではなく、社会の維持発展に何らかの形で貢献する意欲を持った“良き社会人”、明示したNCKの価値観、目指す目標に賛同し、その実現に向かって取り組む意欲ある人を“良きNCK社員”として採用している。これは社員育てを経営の重要な柱とするNCK社員育ての第一歩である。

 ステップ②は学びの段階。全社員をプロと言えるIT技術者、専門職員に育成すること。その方法は会社主催の受け身教育ではなく全てOJT。仕事を教材とした自己成長を基本とし、製品開発、顧客業務の請負、あるいは顧客への派遣などあらゆる方法を通じ、教材としての仕事を確保し社員に提供する。

 ステップ③は、成長したプロのIT技術者、専門職員として社会の実態に目を向け、その技術や知識を生かして、経営理念第1に基づく“社会に役立つ仕事、製品”の提案、開発、社会への提供である。この様な活動は、社員が社内であれ顧客派遣という外部であれ、何処にいても実行できる。成長した社員が次々に新たな仕事や製品の考案、提案、開発に加われば、開発部門や経営陣などの限られた数少ない人間の発想に依存するよりはるかに大きな力になる。その力は経営年数を重ね社員の成長が進むほどに拡大し、全員参加型経営として社内は活性化し、年数を重ねるほど垢がたまりやすい問題からの回避にもなる。

 ステップ④はステップ③の延長上にあり、社員がステップ③に入れば開発、提供すること自体が営業活動であり、自ずとステップ④に入って行くことになる。

 

【拍車をかけて、早く目標に近づこう】

 

 残念なことに、現状では多くの社員、特に先輩社員ほど、このようなNCKの素晴らしい経営方針への理解、認識に疎い面があり、操業開始34年になる今も、ほとんどの社員が疑問も持たずにステップ②に留まっている。NCKという会社、NCKが目指す目標の正確な理解と認識無くして、的を得た社員の成長、会社発展はない。新たな力を迎えた今こそ、社員それぞれが自分の位置づけを認識し、位置づけに値する役割を果たそう。先輩は先輩らしく、上司は上司らしく。

 

(H30.7.2 記)