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日本コンピュータ開発

　テレワーク及び在宅勤務が普及した昨今、「集中できない」「姿勢が悪くなる」「運動不足になる」など会社で仕事をする時にはなかった悩みを聞くことが多くなりました。このコラムを読んでいる方の中にも、そんな悩みを抱えている方がいるのではないでしょうか。

　今回は、在宅勤務でよく聞く4つの悩みと、それらを解決する便利グッズを紹介します。

悩み1：姿勢の悪化

　在宅勤務では、パソコンを使ったデスクワークがメインになります。元からデスクワークをメインとしている会社は、長時間デスクワークをする事を前提とした設備が整っているため、快適にオフィスワークが出来るようになっています。しかし、在宅勤務ではオフィスのように仕事環境を整えることは困難であるため、どうしても姿勢が悪くなってしまいがちです。姿勢が悪いまま長時間仕事をすると、肩や腰などが疲れてしまったり、疲れや体の不調を感じることも多いと言えます。

　改善のためには、自分で座り方に気を付けるのも一つの手段ですが、正しい姿勢で仕事できるようサポートするグッズを取り入れるのが良いでしょう。

骨盤チェア

　姿勢を改善するためには、骨盤が床に対して垂直になるように意識することが大切です。しかし、ずっと意識したまま仕事をするのもつらいものです。そこで、腰やお尻に自然にフィットする骨盤チェアを椅子に敷いたり、座椅子として使ったりすることで、自然と骨盤が床に対して垂直になるように矯正され、正しい姿勢を保って仕事ができます。

クッション

　姿勢改善や骨盤矯正には、椅子用のクッションもおすすめです。お尻にかかる圧力を分散するものや、骨盤の歪みを矯正するものなど、様々なタイプのクッションがあるので、自分の症状に合わせて選びましょう。

ノートパソコンスタンド

　デスクワーク時の姿勢が悪くなる原因として、目線とパソコン画面の高さが合わない、というものが挙げられます。低いテーブルや床にノートパソコンを置いて作業をすると、どうしても前のめりになってしまい、背中が曲がってしまいます。そこでおすすめするのがノートパソコンスタンドです。パソコンを乗せて角度を付けることで、目線とパソコン画面の高さを合わせやすくなります。高さや角度を自由に調整できるものだとさらに良いでしょう。

悩み2：騒音

　在宅勤務では、どうしても仕事に関係ない騒音が気になりがちです。家族の声や生活音、近所から聞こえてくる音などが騒音の原因になることが多く、結果的にストレスがたまり仕事に集中できなくなることが多くなってしまいます。気が散ったまま仕事をすると、効率の低下に繋がる可能性が高くなります。

　外的要因が大きい問題であるため、周囲への理解を深める、または理解してもらうのが改善の鍵になることが多いですが、防音グッズを使えばある程度の改善が見込めます。

卓上型防音ブース

　仕事場所に置くだけで周りの音をカット・軽減できる防音ブースは騒音対策として有効ですが、自宅用の防音ブースはパーティションほどのサイズが多く、値段的にも置く際のスペース的にも手を出しづらいと言えます。しかし、デスクに置けるサイズの卓上型は比較的安価で場所を取らないのでおすすめです。騒音対策の他、集中力向上、セキュリティ対策も見込めます。

防音カーテン

　窓に掛けるだけで騒音防止、吸音効果を発揮します。使われている素材によって効果は異なりますが、女性の声や楽器音といった中高音域で大きな効果を発揮する傾向にあります。中には、遮光性・遮熱性に優れたものもあり、普通のカーテンとしても使えます。

イヤーマフ

　大きな音から耳を守るヘッドホン型の耳栓で、着用することであらゆる生活音をカットしてくれます。上2つのアイテムより遮音性が高く、騒音対策として大きな効果を発揮しますが、周りの呼びかけやチャイムなどに気付きにくくなるというデメリットも存在します。

悩み3：運動不足

　在宅勤務では、通勤時や仕事場での運動がなくなり、同じ姿勢のまま長時間過ごす事が多いため、出社時よりも運動量が減りがちです。1日の運動量が少ないままだと、体重の増加や体のあらゆる不調につながります。そのため、在宅勤務中は、生活の中に意識的に運動を取り入れることが重要です。家の中で気軽に運動できるグッズを使えば、運動に対するモチベーションも上がりやすくなります。

バランスボール

　座るだけでトレーニングができるバランスボールは、手軽な運動グッズとして人気です。座るだけで体が無意識にバランスを取ろうとするため、体幹のインナーマッスルが刺激されます。また、正しい姿勢で座ることで骨盤矯正も期待できます。さらに、椅子代わりに使えば、テレビを見ながら、仕事をしながらトレーニングをすることも可能です。

フィットネスバイク

　在宅勤務では、座りっぱなしで足を動かさなくなることがしばしば。足を動かさないでいると、むくみや冷え性の原因になります。室内で行う足の運動には、自転車のようにペダルをこいで運動するフィットネスバイクがおすすめです。普通の自転車のように気軽にこげるものから、本格的なエクササイズができるものまで幅広い種類があるので、自分の求めるエクササイズに合わせて選ぶのが良いでしょう。

ヨガマット

　凝り固まった身体をほぐすヨガ・ストレッチも室内の運動におすすめです。しかし、そのまま床の上でやると、汗で滑ってしまったり、ひじやひざを痛めてしまう恐れがあります。そのため、安全にヨガ・ストレッチを行うには、滑り止めやクッションの役割を果たすヨガマットを使うのが良いでしょう。中には筋トレに使えるものもあります。

悩み4：リフレッシュしにくい

　在宅勤務では、自宅がそのまま職場になるので、仕事とプライベートのオンオフを切り替えづらくなります。そのため、仕事の悩みや疲れをプライベートに(逆も然り)持ち込みやすくなり、結果的にストレスが溜まりがちです。心身をリフレッシュさせることは、仕事の効率をアップさせるためにも重要です。

アロマテラピー

　アロマは、場所を取らずに気軽に取り入れられるため、在宅勤務での気分転換におすすめです。アロマディフューザーを活用したり、身に着けるものにオイルを数滴垂らしたりすることで、香りを楽しむことができます。仕事のスイッチを入れるときは清涼感のあるペパーミント、気持ちを軽くしたいときは爽やかなベルガモット、集中力を高めたいときは頭をすっきりさせるローズマリーの香りがおすすめです。

ハーブティー

　仕事の合間に一息つこう、と考えてコーヒーやお茶などを飲む人は多いでしょう。そんな飲み物によるリフレッシュにはハーブティーをおすすめします。ハーブティーはビタミンや鉄分など様々な栄養素を含んでいるため、体の調子を整える効果があるほか、ハーブ特有の香りにはリラックス効果があります。

ホットアイマスク

　在宅勤務ではパソコンを使って仕事をすることが多いですが、パソコン画面をずっと見ていると、目元の筋肉が緊張して凝り固まり、血流が悪くなって目が疲れてしまいます。これを解消するためには、ホットアイマスクを使うのが良いでしょう。ホットアイマスクで目元をじんわりと温めることで、目元の筋肉をほぐし、血流を良くすることができます。

まとめ

　今回のコラムでは、在宅勤務でよくある悩みと、解決に役立つグッズを紹介しました。在宅勤務が普及してそれなりに時間が経ちましたが、未だに在宅勤務に慣れていない人や、うまく在宅勤務が出来ていない人もいるでしょう。今回紹介した悩みとグッズはあくまで一例なので、人によっては需要とマッチしていないかもしれません。そのため、在宅勤務で悩みを抱える人は、このコラムは参考程度にとどめておき、しっかりと調べて吟味することをお勧めします。

　在宅勤務に自分に合ったグッズを取り入れて、快適な環境で仕事に取り組めるようにしましょう。